封筒の素材
<封筒の素材について>
今日は封筒の素材について考えてみます。
代表的な封筒の素材は「ケント」「クラフト」「パステルカラー」「Kカラー」の4種類が最も一般的な封筒のラインナップと言えます。
この「パステルカラー」と「Kカラー」については封筒メーカーによって呼び名が違いますが、基本的に同じ紙です。但し、メーカーによって製紙会社の違いにより、色によってはわずかな色合いの違いがあります。
それ以外には、各封筒メーカーによって独自の素材のラインナップが多数ございますので、封筒の素材や色は本当に数えきれないほどの種類があります。
当社の場合は封筒屋さんではなく、あくまで封筒を印刷する印刷会社なのですが、あまり多くの封筒の素材を掲載してしまいますと、お客様がどの封筒の素材で印刷したら良いか、種類が多すぎてなかなか決められないという事態に陥ってしまうこともありますので、できるだけ簡単に封筒を選択いただけるように、当社の場合は基本的にこの4種類のラインナップに絞っています。
それ以外に例外的に透けない封筒といったものも需要が多い為、掲載はしていますが、基本的には上記の4種類が主体です。
この点、封筒のメーカーさんは取り扱っている素材を全て掲載しないといけないので、大変だなあと思います。
ちなみにクラフトは一般的に茶色の封筒のことを指しますが、このクラフトは厳密に言うと「未晒クラフト」、「半晒クラフト」、「晒クラフト」という3種類があります。
もともとクラフトの素材というのは濃い茶色の紙です。これをそのままの状態で使用したものが「未晒クラフト」、半分色を落として薄茶色にしたものを「半晒クラフト」、完全に色を落として白色にしたものを「晒クラフト」と言います。
ですので一般的に言う茶色のクラフト紙は「半晒クラフト」のことで、「晒クラフト」というと白い封筒になります。
この白い「晒クラフト」については当社でも角2マチ付き封筒や角型A3封筒などで使用していますが、「晒クラフト」と記載すると一般のお客様が茶色の封筒のことだと勘違いしてしまう可能性がある為、当社はお客様にわかりやすくする為にHP上では独自に「オフホワイト」と記載をしています。
そこで、当社が最近目を付けているのが「未晒クラフト」です。
これは通常のクラフトよりも濃い茶色で、紙質がしっかりしており、再生紙的なイメージの質感で非常に風合いのある用紙で、最近の世の中の紙媒体の流れ的にも合っており、近々当社の封筒のラインナップにも追加しようと考えております。
そんなわけで、封筒の印刷会社といえど、魅力のある素材はある程度お客様に紹介していかなければならないと考える今日この頃です。
今日は封筒の素材のお話しでした。
封筒印刷や封筒の素材でご不明な点があれば、なんなりとお問合せ下さい。