封筒デザインテンプレート集|封筒印刷の卸売問屋・封筒印刷ドットコムジャパン

豆知識

<封筒の印刷機のいろは>

印刷方式は大きく分ければオフセット印刷、凸印刷、オンデマンド印刷、の三つに分類されます。封筒印刷の場合はほとんどがオフセット印刷か凸印刷のいずれかになります。凸印刷とは樹脂版と呼ばれるもので印刷版を作り、押していくような要領で印刷します。ですのでアミカケやグラデーション、ベタ塗りといった表現が難しく、仕上がりのクオリティーはあまり良くないですが、文字だけの内容でそれほどクオリティーにこだわらないという場合には、オフセット印刷に比べて安くできるというメリットはあります。しかし一般的には封筒印刷の場合はクオリティーの高いオフセット印刷が主流であるといえます。

<封筒の印刷範囲やクオリティーの限界について>

例えばチラシなどの印刷の場合は、大きな用紙に8面くらい面付けをして印刷し、その後で仕上がりサイズに用紙を断裁しますので、その理由で左右上下の余白無しの印刷が可能で、そしてムラなくきれいに印刷ができます。しかし封筒印刷の場合には、既に袋状になっているものを1枚1枚機械に通して印刷していきますので、印刷範囲やクオリティーにはある程度の限界があります。袋状になっているということは、紙の貼り合せの部分など、2枚合わせっている箇所等がありますから、用紙が完全に平らな状態ではなく、凸凹している状態になっています。ですので広い範囲にベタ印刷などをすれば、この用紙の段差によって多少の色ムラなどが出るのは避けられません。また、端まで印刷しようとすれば、封筒の裏面の部分にまでインクの汚れが付着してしまうということもあります。また、封筒の底の部分は機械に通す際に機械で掴む部分になりますから、封筒の底の部分10mmほど印刷ができないというのはこの為です。

<封筒の厚さを示す単位「g」について>

封筒の用紙の厚さは「g」で表現しますが、この「g」についてお客様からよく理解できないとの問い合わせをいただきますが、これは1枚あたりの封筒の重さを示すものではなく、その用紙を1平米の大きさにした場合の、その用紙の重さになります。例えばケント85gの場合は、その用紙を1平米の大きさにした場合の重さが85gになります。つまり用紙の厚さは1平米あたりの重さで表します。

<封筒の用紙の色や素材について>

封筒の用紙は特殊封筒やオーダー封筒などを含めれば、多種多様な用紙が数えきれないほど存在しますが、しかし通常の一般的な既製品で各封筒メーカーともある程度共通に作っているものは4種類に限定されます。ケント、クラフト、kカラー、パステルカラー、の4種類です。ケントとは白い封筒のことで、クラフトとは茶封筒のことです。これは各メーカーによって若干色合い等が違います。Kカラーとパステルカラーはカラー封筒になりますが、この呼び名は各メーカによって違います。パステルカラーはECカラーやハーフカラーなどと呼ばれたりもします。しかしKカラーとパステルカラーについてはメーカーによって呼び名は違いますが、色についてはほとんどの主要な封筒メーカーではおおむね共通させている形となっています。

<安くて見映えのいい封筒を作る方法>

これは当社が一番売りにしている部分ですので、当社の紹介している「おすすめデザイン」や「メタリック印刷」などという印刷方法がベストかと思われます。特に1色印刷でも濃淡やグラデーションを用いれば、ある程度見映えは良くなるものです。もちろん封筒の用途にもよりますが、文字と線だけで作ったレイアウトよりも見映えはグッと良くなるはずです。