封筒の未来
<封筒の需要・未来について考えてみる>
今日は封筒の需要と未来について考えてみます。
IT化によって基本的に紙媒体の印刷物の需要というもは全体として減ってきているという考え方が一般的だと思います。
そしてこれから先もそうした流れが進んでいくと思われます。
当社は主に封筒印刷と伝票印刷の2つのサイトを軸にした印刷ネット通販の運営を行っていますが、伝票類の需要は明らかに減ってきています。
やはり最近では請求書や納品書といったものをネット上でPDFファイルで済ませてしまうという方法が増えてきている、といったことも原因の一つとして考えられます。
しかし不思議なことに封筒の需要というものは減っていません。
これは業者によって違うかと思いますが、少なくとも伝票と封筒の2つのサイトを平等に運営している当社から見ると、伝票の印刷需要は減っているのに封筒の印刷需要はむしろ少しづつ増えています。
この理由は当社にも良くわからないというのが現状ですが(たまたま当社だけがそうなのかもしれません)、ネット上でも封筒印刷の競合他社さんは年々すごい勢いで増えてきていますので、本来であれば特に新規のお客様の注文件数は減っていってもいいはずですが、なぜかそのようにはなりません。
おそらくネットで封筒の印刷の依頼をするお客様のほう(つまり需要)も、まだまだ年々増えてきているからなのだと思いますが、但し伝票のほうにはこの方程式が当てはまらないのが不思議ではありますが(当社は元々伝票印刷が主軸でしたので、伝票類のほうが価格競争力もあります)。
上記のようなわけで、当社の感覚からしても、そう近い将来に封筒の需要が大きく落ち込むという雰囲気は現状ではあまり感じられないので、おそらく封筒というものは根強く需要が残っていくものと考えています。
やはり特に大きく落ち込んだ紙媒体というのは、ネット広告によって押されてしまった広告チラシや広告的な雑誌などが代表的な例でしょうか。
また、最近はスマホで漫画なども見れますので、そういった漫画本などの印刷需要も落ち込むのは必然と言えるかもしれません。
とにかく何でもネットで見ることができる時代になってしまいましたので、わざわざ手間をかけて紙媒体を印刷して作る必要性が少なくなってきているわけなので、これは致し方ないことです。しかし、封筒というものは見ることが目的ではなく、手に取って使うことが目的なので、ネットで用が足りるという問題の印刷物ではありませんので、こういったことからも封筒の将来は決して暗いものであるとは思いません。
封筒の印刷業務をしてますと、こういったことも時折考えてしまいますが、少なくともネット上ではまだまだ封筒の印刷需要は増えていくのだろうと考えています。
封筒印刷ドットコム・ジャパン